要点
AIカバーは曲のメロディと歌詞を残し、その周りのすべてを演奏し直します。アレンジ、楽器、テンポ感、サウンド、そして声そのものです。Suno AI Musicでは、ライブラリから曲を選び、聴きたいスタイルを説明して生成するだけです。1回は10クレジットで、新しいスタイルのテイクが2つ返ってきて、どちらもライブラリに保存されます。元の曲はここで作った曲に限られるので、カバーは元の曲と同じ商用ライセンスを持ちます。許可を取りに走る必要も、申し立てと争う必要もありません。Suno本家のアプリにも同じ原理のCovers機能があり、有料プランで使えます。
このガイドの内容
カバーで残るもの・変わるもの
残るもの: 主旋律、歌詞、曲の構成、感情の流れ。サビはサビのまま、言葉は言葉のままです。
変わるもの: ジャンルとアレンジ、楽器編成、サウンドの質感、テンポ感、そして歌唱。歌い手自体も変わります。カバーは元の音声にかけるフィルターではなく、演奏し直しです。だからバラードがクラブトラックになっても同じ曲だとわかりますし、逆に「元のボーカルはそのままでギターだけ変えて」とは頼めません。声もほかと一緒に生成し直されるからです。
元の音声をそのまま残して付け足したいなら、それは別のツールです。延長は、ある地点から先を、それ以前には触れずに続けます。元のボーカルを残して伴奏だけを変えたいなら、ボーカル除去でアカペラを取り出し、その下に組み立てましょう。カバーは、曲は残してレコードを変えたいときのものです。
元の曲が自分の曲でなければならない理由
カバーツールが読み込むのはライブラリ、つまりこのサイトで生成、延長、カバー、再カットした曲です。外部音声のアップロードはなく、これは欠点ではなく特長です。
自分のものである曲のカバーは、あなたのものです。同じ著作権フリーの扱いで、有料プランなら同じ商用ライセンスと証明書が付きます。他人の音源のカバーは、その人の楽曲と原盤の二次的著作物です。AIを使ってもそれは変わらず、「ツールで作った」はライセンスになりません。元の曲をライブラリの中に限っているからこそ、作ったカバーはどれも迷わず公開でき、映像に付け、販売できます。アイデアがほかの場所で生まれたもの(頭の中のメロディ、スマホのデモ)なら、まず作成ページで自分のバージョンを生成し、それをカバーしましょう。
4ステップでAIカバーを作る

ステップ1 曲を選ぶ
AIカバーを開き、カバーする曲を選ぶを使います。ライブラリにある完成済みの曲ならどれでも対象です。メロディは気に入っているのにサウンドが気に入らない曲を選びましょう。それこそがカバーする意味です。
ステップ2 新しいスタイルを説明する
モードは2つあります。
シンプルは説明欄が1つだけです。方向性を平易な言葉で書きます。*「女性ボーカル、フィンガーピッキングのギター、部屋鳴りのリバーブによる、やわらかなアコースティック版」*はページの例文で、良いひな形になります。ジャンル、雰囲気、声の質、楽器を1〜2つ。ほとんどのカバーはこのモードで足ります。
カスタムでは、スタイル欄、新しいバージョンのタイトル、そして任意の歌詞欄が開きます。元の歌詞を残す(カバーでは普通こうします)なら歌詞欄は空のままにし、インストにしたいときに使います。カスタムは、新規生成と同じだけの細かい指定をカバーにもしたいときのモードです。
モード切り替えの上にはAIモデルのメニューがあります。元の曲と同じは元の曲を作ったモデルで演奏し直します。PROモデル(有料プランのv6ファミリー、v5.5、v5)に切り替えれば、カバーに新しいモデルのサウンドが乗ります。それ自体がカバーする理由になることもよくあります。無料アカウントはv4.5でカバーします。
ステップ3 生成する
カバーを作成(10クレジット)をクリックします。ジョブはフォームの下の作ったカバーに表示され、たいてい1〜3分で終わり、ページを離れても続きます。
ステップ4 2つのテイクを聴き比べる
実行するたびに、新しいスタイルのテイクが2つ返ってきます。メロディと歌詞は共通ですが、演奏や細部は違います。両方聴いて曲に合うほうを残しましょう。どちらも独立した曲としてライブラリに保存され、さらに別のスタイルでカバーしたり、延長したり、ステムに分離したりできます。
カバー用プロンプトのレシピ
説明欄には、スタイルのプロンプトと同じ4つの要素(ジャンル、雰囲気、楽器編成、声)を書きます。違うのは、行き先を描いているという点で、元の曲との対比をはっきり書くことが大切です。プロンプトは、モデルが最も確実に読める英語のままにしています。
- 削ぎ落としたアコースティック:
acoustic, intimate, fingerpicked nylon guitar, light brushed drums, close-mic female vocal, slow - 夜のドライブ風シンセウェイヴ:
synthwave, melancholic, analog synths, gated reverb drums, 100 BPM, breathy female vocal - オーケストラ/シネマティック:
cinematic orchestral, sweeping, strings and brass, timpani, choir on chorus, powerful male vocal - ベッドルームのローファイ:
lo-fi bedroom pop, hazy, mellow Rhodes, dusty drums, tape hiss, soft male vocal - ヘヴィ:
alt metal, intense, down-tuned guitars, double kick, male vocal, clean verse and screamed chorus - シティポップ:
80s city pop, glossy, funky bass, bright keys, horn stabs, 112 BPM, female vocal, smooth - ジャズのスタンダード:
vocal jazz, smoky, piano trio, upright bass, brushed snare, female vocal, late-night - ラテン:
bossa nova, breezy, nylon guitar, soft percussion, flute, warm male vocal - ゴスペル:
gospel, uplifting, Hammond organ, full choir, hand claps, powerful female lead - インスト:上のどれかをカスタムモードで使い、歌詞欄を空にしてスタイルに
instrumentalを加える
実行のたびに変えるのは1か所だけにしましょう。カバーは試行錯誤の費用が安く(10クレジットで2テイク)、メロディは動かないので、毎回の結果を前回と直接比べられます。
声を思いどおりにする
声は演奏し直されるので、カバーではほかのどこよりも声の説明が重みを持ちます。
- 誰が歌うかを書く。
female vocal、male baritone、duet。作成ページのボーカルの性別の設定はここにはないので、言葉がそのまま設定になります。 - どう歌うかを書く。
breathy、belted、whispered、raspy、smooth、choir on chorus。1〜2つにとどめ、5つも並べないこと。 - 声域をジャンルに合わせる。 メタルのカバーでささやく声はアレンジとぶつかり、ローファイのカバーで張り上げる声はアレンジを押しつぶします。
- 歌い手は変わると思っておく。 元の曲と同じでも声は演奏し直されます。元のボーカルテイクが必須なら、カバーは道具違いです。代わりにアカペラを分離しましょう。
SunoアプリのCovers
Suno本家の製品も同じ発想のCovers機能を出しています。Libraryで曲のメニューを開いてCoverを選び、スタイルを説明すると、メロディを残したまま曲が作り直されます。両方を使うなら知っておきたい違いが2つあります。SunoのCoversはアップロードした音声クリップを素材にでき、機能は有料プランで提供されています。創作上のルールはそのまま通用します。行き先を描く、声は演奏し直されると考える、変数は1つずつ変える、です。
料金
カバー1回は10クレジットで、新規生成と同じ料金、同じ残高から引かれます。2つのテイクが含まれます。新規アカウントの無料16クレジットで、v4.5のカバーを1回行えます。有料プランでは毎月のクレジット、PROモデル、高音質ダウンロード、そして自分の曲のカバーがそっくり引き継ぐ商用ライセンスが加わります。
よくある質問
カバーは元の歌詞を残しますか?
残します。言葉とメロディは引き継がれ、変わるのはアレンジと歌唱です。言葉も変えたいなら、カバーではなく新しい曲を生成しましょう。
ここで作っていない曲をカバーできますか?
できません。このツールは自分のライブラリの曲を対象にしており、それがすべてのカバーのライセンスをクリーンに保っています。アイデアがほかで生まれたものなら、先に作成ページで作り直してください。
元の歌い手の声を残せますか?
カバーでは残せません。声はアレンジと一緒に生成し直されます。ボーカル除去で元の声を分離し、その下に新しい伴奏を組みましょう。
どんなスタイルでカバーできますか?
説明できるものなら何でも。ローファイ、メタル、オーケストラ、シティポップ、アコースティック、シンセウェイヴ、ジャズなど。説明文は、メインの生成機能がスタイルのプロンプトを読むのと同じように読まれます。
カバーにはどのくらい時間がかかりますか?
たいてい1〜3分です。ジョブはカバーの一覧で進み、ほかのページに移っても続きます。
カバーにも商用ライセンスは付きますか?
付きます。カバーはこのサイトのほかの曲と同じライセンスを持ち、有料プランならダウンロードできる証明書があります。
まとめ
カバーは1つの問いに答えるものです。この曲を別のレコードにしたらどう聞こえるか? それに3分、10クレジットで答えてくれます。メロディがもっと良いサウンドに値する曲を選び、行き先を4つの要素で描き、両方のテイクを聴きましょう。元の曲をライブラリの中に保っておけば、結果は自由にリリースできるあなたのものです。
手持ちの曲で試してみましょう。AIカバーを開く。
