要点
モデルに「ブルースモード」や「フォンクモード」はありません。あるのは語彙で、どのジャンルも4つの枠(ジャンルとサブジャンル、雰囲気、楽器編成とサウンド、声)に入る特定の言葉の組み合わせと、テンポでできています。サウンドの言葉(shuffle、slide guitar、distorted 808、vinyl crackle、pizzicato strings)が合えばジャンルはついてきますし、外れれば「blues」を何度書いても直りません。以下は作成ページのスタイル欄に貼れる14のレシピで、それぞれ歌詞に書く構成、ネガティブタグの行、よくある失敗を添えています。1回2テイク、10クレジットで、最初の1回は無料です。スタイル行は、モデルが最も確実に読める英語のままにしています。
このガイドの内容
方法
以下のレシピはどれも同じ形をしていて、一度わかれば、載っていないジャンルのレシピも自分で書けます。
- まずジャンルとサブジャンル。
bluesは地域、Delta bluesやChicago bluesは番地です。サブジャンルはどんな形容詞より多くの情報を持っています。 - 雰囲気は1つ。
mournful、swaggering、hazy。調和する2つならかまいませんが、ぶつかる2つ(calm, aggressive)は平均されて何も残りません。 - 楽器編成とサウンド:仕事をする枠。 目を閉じた聴き手がジャンルを聞き分けるのに使う2〜3の音と、サウンドの言葉を1つ書きます。
tape hiss、gated reverb、sidechain、room micなど。 - 声。 誰がどう歌うか。
raspy male vocal、breathy female vocal、no vocal。インストなら、代わりにシンプルモードのインストゥルメンタルのスイッチを使い、残りを描写します。 - テンポと時代がジャンルを決めるなら加えます。ローファイなら
70 BPM、フォンクなら140 BPM、ディスコならlate 70s。
構成は歌詞欄に[Verse]、[Chorus]、[Bridge]、[Instrumental]のタグで書き(タグのガイドで扱っています)、除外したいものはスタイル欄に「no drums」と書くのではなく、ネガティブタグ欄(カスタムモードの詳細パラメータの中)に書きます。一般的な例30個はプロンプトのガイドにあり、この記事はそのジャンル別版です。

レシピ
ブルース
- スタイル:
Delta blues, mournful, slide guitar, stomping foot, harmonica, raspy male vocal, 72 BPM - 構成: 12小節の感じは歌詞から生まれます。1行目を繰り返す3行のAメロ、
[Verse]A/A/B。プレコーラスはなし。 - ネガティブタグ:
synth, drum machine - 注意点: 整いすぎたバンドになること。きれいすぎたら
one-mic recording, room noise, 1930sを加えましょう。
エレクトリック・ブルースならChicago blues, swaggering, electric guitar licks, upright bass, brushed drums, 95 BPMに置き換えます。
フォンク
- スタイル:
phonk, dark, drift, cowbell melody, distorted 808 bass, chopped vocal sample, tape hiss, 140 BPM - 構成: まず2行の
[Chorus]、そのあと長い[Instrumental]。フォンクはAメロのある曲ではなく、フック付きのループです。 - ネガティブタグ:
acoustic, ballad, clean guitar - 注意点: ありきたりなトラップに流れること。カウベルとテープのヒスこそがジャンルなので、どちらもプロンプトに残しましょう。
ローファイ
- スタイル:
lo-fi hip hop, hazy, warm Rhodes, dusty drums, vinyl crackle, soft bass, no vocal, 75 BPM - 構成: シンプルモードでインストをオン。声がほしいなら
hushed female vocal, distantと短い[Chorus]を1つ。 - ネガティブタグ:
bright, EDM, big drums - 注意点: 詰め込みすぎ。ローファイは質感なので、テイクにリードメロディがあったら
no lead melodyを加えて再生成しましょう。
クラシック
- スタイル:
classical, string quartet, elegant, pizzicato and legato strings, minor key, adagio - 構成: インスト。曲のタグではなく、説明の中で形式を書きます。
slow introduction, building to a full theme, quiet ending。 - ネガティブタグ:
drums, synth, vocal - 注意点: 映画音楽っぽいつや。
chamber, intimate, recorded in a hallで本物のアンサンブルに引き戻せます。オーケストラならsymphonic, full orchestra, brass fanfare, timpani, allegro。
ジャズ
- スタイル:
jazz, late-night, upright bass, brushed snare, muted trumpet, piano comping, smoky female vocal, 90 BPM - 構成:
[Verse]/[Chorus]/[Instrumental]。インストの部分がソロで、スタイルに楽器名で頼みます(trumpet solo)。 - ネガティブタグ:
rock, synth, autotune - 注意点: ラウンジのBGMになること。
bebopかhard bopにwalking bass, ride cymbal, 160 BPMを合わせれば、ちゃんと演奏になります。
カントリー
- スタイル:
modern country, heartfelt, acoustic guitar, pedal steel, fiddle, warm male vocal, 100 BPM - 構成: 物語を語るAメロ、場所か人の名前を出すサビ、展開するブリッジ。歌詞は自分で書きましょう。カントリーは歌詞が命で、作詞ツールが1クレジットで下書きを作れます。
- ネガティブタグ:
EDM, rap, distortion - 注意点: 頼んでいないのにポップ寄りになること。アウトローや王道なら
outlaw country, 1970s, telecaster, honky-tonk piano, baritone vocal。
メタル
- スタイル:
melodic metal, ferocious, downtuned guitars, double-kick drums, harsh male vocal with clean chorus, 180 BPM - 構成: リフの
[Intro]、荒々しい[Verse]、クリーンな[Chorus]、ソロの[Instrumental]。[Breakdown]もタグとして使えます。 - ネガティブタグ:
pop, acoustic, soft - 注意点: 声がいつまでも荒れないこと。
screamedやgrowledをはっきり書き、クリーンな部分はサビだけにしましょう。
サブジャンルでプロンプト全体が変わります。doom metal, slow, fuzz, 60 BPM、metalcore, breakdowns, chugging、power metal, soaring tenor, galloping drums。
ハウス/EDM
- スタイル:
deep house, hypnotic, four-on-the-floor kick, sidechained pads, plucky synth, filtered vocal chops, 124 BPM - 構成:
[Intro]/[Build]/[Drop]/[Breakdown]/[Drop]。モデルがよく読むダンス系のタグです。歌詞はフックの1行か、なしで。 - ネガティブタグ:
acoustic, guitar, ballad - 注意点: トラックではなく歌ものの形になること。Aメロとサビを繰り返すようなら、歌詞を全部消してインストにしましょう。
ビッグルームやフェス向けならprogressive house, euphoric, supersaw leads, huge drop, 128 BPM、UKガラージなら2-step, shuffled drums, chopped vocal, 132 BPM。
ヒップホップ
- スタイル:
boom bap, gritty, dusty drum break, chopped soul sample, upright bass, confident male rap, 90 BPM - 構成: 16行の
[Verse]、4行の[Chorus]を繰り返します。Aメロは密度高く書きましょう。モデルは渡されたものをラップし、薄い歌詞は水増しされます。 - ネガティブタグ:
singing, pop, EDM - 注意点: メロディアスなラップが忍び込むこと。声の枠に
rap, not sungを。トラップはtrap, dark, hi-hat rolls, 808 slides, autotuned melodic rap, 140 BPMという別レシピです。
レゲトン/ラテン
- スタイル:
reggaeton, sultry, dembow rhythm, deep bass, plucked synth, Spanish male vocal, 95 BPM - 構成:
[Chorus]/[Verse]/[Chorus]/[Bridge]。スペイン語で歌わせたいなら、歌詞をスペイン語で書きましょう。歌詞の言語が決め手です。 - ネガティブタグ:
rock, country, metal - 注意点: デンボウが消えること。名前を書きましょう。バチャータなら
bachata, romantic, requinto guitar, bongos, güira、クンビアならcumbia, festive, accordion, güiro, brass。
フォーク/アコースティック
- スタイル:
indie folk, tender, fingerpicked acoustic guitar, banjo, soft harmonies, intimate male vocal, 85 BPM - 構成: Aメロ中心、サビは1行の繰り返し、バンジョーの間奏に
[Instrumental]。 - ネガティブタグ:
drums, synth, electric - 注意点: バンド全体が現れること。ネガティブタグの
no drumsとスタイルのone voice, one guitarで小さく保てます。
シンセウェイヴ
- スタイル:
synthwave, nostalgic, analog synths, gated reverb drums, arpeggiated bass, 1985, breathy female vocal, 100 BPM - 構成: シンセの
[Intro]、[Verse]、大きな[Chorus]、synth solo入りの[Instrumental]、[Outro]。 - ネガティブタグ:
acoustic, modern, trap - 注意点: 現代のEDMのドラム。
gated reverbと年号が、正しい時代感を出す言葉です。もっとダークならdarksynth, menacing, distorted bass, 120 BPM。
R&B/ネオソウル
- スタイル:
neo soul, warm, Rhodes, laid-back drums, silky bass, soulful female vocal with harmonies, 78 BPM - 構成:
[Verse]/[Pre-Chorus]/[Chorus]/[Bridge]。プレコーラスが大事で、ハーモニーが重なるのはそこです。 - ネガティブタグ:
rock, EDM, autotune - 注意点: 声がきれいすぎること。
runs, ad-libs, gospel harmonies on the chorusでジャンルに寄せられます。
アンビエント
- スタイル:
ambient, weightless, soft synth pads, slow evolving textures, no drums, no melody, 60 BPM - 構成: シンプルモードでインストをオンにし、起伏を書きます。
starts sparse, slowly fills, dissolves at the end。 - ネガティブタグ:
drums, vocal, beat - 注意点: ビートが紛れ込むこと。ここでは
no drumsをスタイルとネガティブタグの両方に書いてもやりすぎではありません。そのあと長さまで延長しましょう。アンビエントは10分のテイクが最も報われるジャンルです。
おまけ:アフロビーツ
- スタイル:
afrobeats, sunny, log drum, shakers, plucked guitar, warm bass, smooth male vocal, 105 BPM - 構成: まず
[Chorus]、短いAメロ、繰り返すフック。 - ネガティブタグ:
rock, metal, orchestral - 注意点: ドラムが平板になること。
syncopated, log drumがリズムの特徴です。
曲を別のジャンルに移す
気に入った曲ができたら、別のジャンルで聴くために新しい曲をプロンプトする必要はありません。カバーしましょう。曲を選び、新しいスタイル(上のどのレシピでも)を書けば、モデルはメロディと構成を新しいアレンジで演奏し直します。シンセウェイヴの曲をジャズバラードに、カントリーの曲をレゲトンに。歌詞は残り、メロディは聞き分けられるまま、ジャンルが変わります。同じ10クレジットで2テイクです。
これは語彙を身につける最速の方法でもあります。1曲を5つのジャンルでカバーすれば、どの言葉が何を動かしたかがはっきり聞こえます。
テイクを台無しにする失敗
- ジャンルを重ねる。
jazz, metal, reggaetonは融合ではなく平均です。1つを選び、もう1つの味がほしいなら雰囲気かサウンドの枠に入れましょう(metal, with a jazz chord on the bridge)。 - アーティスト名を書く。 描写として当てにならず、ライセンスの問題にもなります。代わりに彼らが出す音を描写しましょう。
- 雰囲気が矛盾する。
calm, aggressive。モデルは両方はできないので、どちらもしません。 - スタイル欄での除外。 スタイルの「no drums」は、半分の確率でドラムへの言及として読まれます。ネガティブタグを使いましょう。
- ジャンルの決め手を間違った枠に入れる。 フォンクのカウベル、カントリーのペダルスチール、レゲトンのデンボウは、楽器編成の枠にはっきり書くものです。書き忘れると、ジャンルのプロンプトがありきたりなポップスを返してきます。
- 言葉が多すぎる。 8〜14語に。プロンプトが段落になると、モデルは1行目を重視して残りを無視します。
よくある質問
AIはどんなジャンルでも作れますか?
サウンドの言葉で描写できるものなら何でも。上のレシピは14ジャンル分で、方法(サブジャンル、雰囲気1つ、決め手の楽器、声、テンポ)がそれ以外を書いてくれます。
ブルースのプロンプトがポップスのように返ってくるのはなぜですか?
決め手の楽器が抜けていたからです。slide guitar, harmonica, stomping footにしゃがれ声とゆっくりしたテンポでブルースになります。「blues」という単語だけでは提案にすぎません。
あるジャンルのインストを作るには?
シンプルモードでインストゥルメンタルのスイッチを入れ、同じレシピから声の枠を除いたものを使います。
すでに作った曲のジャンルを変えられますか?
変えられます。新しいスタイルの説明でカバーすれば、メロディと歌詞は新しいアレンジに引き継がれます。
このレシピはSuno本家のアプリでも使えますか?
スタイルの語彙と角括弧のタグは使えます。こちらのネガティブタグ欄は、SunoのAdvanced OptionsにあるExclude Stylesにあたります。
どのモデルを使えばよいですか?
どのモデルもこの語彙を読みますが、有料プランの新しいPROモデルは声の描写に最も忠実に従います。無料アカウントはv4.5で生成し、これらのレシピもv4.5向けに書いています。
まとめ
ジャンルとは、正しい枠に入った言葉の組み合わせです。サブジャンルを名指し、雰囲気を1つ選び、決め手の楽器とサウンドの言葉を1つはっきり書き、声を描写し、テンポを与え、ほしくないものはネガティブタグへ。レシピをカスタムモードに貼って実行し、1語変えてもう一度。修業はそれで全部です。
